オフロードでの使う方で気になるのはなんといっても足回りだと思います。そこで足回りについて、私が特に気になった2つのポイントをレビューしました。
■非常に高い路面追従性
スペックのところでも書きましたが、ランクル100は足回りがトーションバー・ダブルウィッシュボーン式四輪独立懸架となっています。この方式ではタイヤが路面から極力離れないような走行が可能となるため、タイヤと路面の摩擦力はほとんど変化しません。どのような路面を走るにしても、この特徴は非常に大きな走行安定性をもたらしてくれます。以前の型まで採用されていたコイルリジット式のサスペンションでは対角線スタックなどが起こりやすかったことを考えると、ランクル100からの大きな改善点であると言えます。ちなみに対角線スタックとは、対角線上のタイヤが地面と離れた状態で車が停止してしまった状態を言います。この状態に陥ると、車に必ず付いているディファレンシャルギアと呼ばれるギアのせいで両輪ともにタイヤが空転してしまい、進むことも戻ることも出来なくなってしまいます。このギアは車がカーブする際に必要な左右のタイヤの回転差を生み出すもので、構造上必ずどんな車にもついています。
■失われたデフロック
ランクル100にはデフロックはついていません。実はこれを非常に重要視している人が多いです。何しろデフロックがついていないからという理由で古い型のランクルを買う人が居るくらいです。デフロックとは、上述した対角線スタックなどに非常に有効な機構で、ディファレンシャルギアをロックすることで左右のタイヤの回転差を無くしてしまいます。デフがロックされてしまえば片輪が中に浮いていてもタイヤが空転することはありません。つまり対角線スタックを起こしても車は自身の能力で前後に移動することが可能となるのです。ダブルウィッシュボーンで対角線スタックが起こりづらいとはいえ、絶対に起こらないわけではないのですから、この機構がついていないランクル100はオフロード性能的に若干見劣りしてしまう面があることは否めないかもしれません。もちろんオプションでつけることは可能ですが、クロスカントリー系の車であるならば標準装備していて欲しかったのは確かでしょう。
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